たむらやについて
たむらやの漬物づくり
たむらやの漬物づくりは、畑から始まります。

たむらやのみそ漬に使う原料野菜は露地栽培が基本です。
たむらやでは多くの篤農家の方々の理解を得て地元群馬を始め東北・北海道などから契約栽培による安定的な原料調達を行っております。
またそれらの野菜を一部外国の良質な土壌の生産地に求めるようになってからも同様です。たむらやにとっては「国内産か外国産か」が 農産物の絶対の評価軸なのではありません。生産者に野菜作りの考え方を理解してもらい、土から、畑から、種から、厳選し、農薬の使用基準を定め、 栽培から収穫にいたるプロセスをきめ細かく管理することで、安全で美味しい野菜を安定的に確保することができるのです。
「安全で美味しい漬物を皆様に召し上がっていただく」このきわめてシンプルな発想がたむらやの理念です。むやみに事業を広げることも売上だけを追究することもありません。
基本は品質。励みはお客様に喜んでいただくこと。それは昔からそしてこれからも守り続けるべきたむらやの良心であると考えています。
ひとつひとつが「特別仕立て」。漬け込みも、たむらや流です。
家ごとにその家の漬物の味がある。かつてそんな時代がありました。食の画一化、量産化によって家庭の味は次第に失われつつあります。
そのなかでたむらやの漬物は紛れもなく「たむらやの漬物」でありつづけます。 たむらやが重きをおくのは原料の野菜の品質と漬け込むための「みそ」、そして製品として仕上がるまでのプロセスです。
みそ漬に使用する「みそ」はより良い味と香りを引き出すために、調整・醗酵・熟成などに独自の工夫を重ねています。
「漬け込み」は野菜を収穫してすぐの「塩漬け」から始まります。たとえば胡瓜では、収穫期のあいだ毎日採られた胡瓜が、 その日のうちに集荷場所へ運ばれ、その場で計量されて塩漬けにされます。


野菜の収穫は最も良いものが採れる期間だけに限られ、その時期を過ぎたものはたむらやでは使いません。
「塩漬け」された野菜はそのまま一年以上じっくりと寝かせます。「塩漬け」に充分な時間をかけることは、まろやかで味わいの深い漬物をつくるために欠かせない条件です。
その後はそれぞれの旨味や食感をそこなわないよう、こまやかに調節します。手間を惜しまず、急がず、焦らず、丹念に素材と向き合う。
さまざまな漬物ひとつひとつに、たむらや流の味と香りが通います。
食の安全への取り組み

たむらやの「こだわり」を理解する
契約農家による契約栽培方式原料野菜は、国内・国外に関わらずすべて、たむらやの理念を理解していただいた契約農家によって栽培されております。 更に品種選定・肥料・農薬管理・収穫時期の指定等までをすべて当社で行う、「契約栽培方式」を採用しております。 また、国外の契約農家でも野菜を生産している理由は、もともとその土地が原料となる野菜の栽培に適していることに加え、 当社が原料野菜に求める品質のレベル、そして「たむらやの味」を安定してお届けするために必要だからです。 単に価格が安いとか、大量需要に対応するためではなく、味へのこだわりのために厳選した素材を調達するためなのです。
手間と時間をかけて
徹底した品質管理
当社は、最良のかたちで「たむらやの漬物」を皆様にお届けするために、徹底した品質管理を行っております。 材料、栽培方法、醸造などの各行程において管理の手間と時間を決して惜しみません。 契約農家へは社長自らが頻繁に出向き、細かな行程確認や作業上の指示をしております。
すべての商品においてそれぞれ最高の環境を選び、工程をすべて自社で管理する。 そこに「たむらやの味」の秘訣があるのです。
伝統を背景に
「今」を見据えた研究・開発
当社では、合成保存料を一切使わない商品づくり(寒仕込シリーズ)にも取り組み、販売をしております。 また、やむを得ず合成保存料を使用する場合でも、国が定めた規制値の約半量を当社独自の規定としております。 合成保存料を使わない方法として、塩度・糖度を高くしたり酸味を強くするというやり方もありますが、 味や食感に大きな影響が出てしまうため、最小限の保存料を使用するという方法をとっております。
たむらやは常に「たむらやの味」を守りながら非合成保存料化や、お客様が求める商品の研究と開発を進めて参ります。
直接販売が可能にする
こまやかなサービスと安全の提供
良い商品を出来るだけお求め安い価格でお客様へご提供するために、当社では流通経費を省き、中間業者を通しません。 直営店と通信販売、および一部の高島屋店で販売しております。また、お客様に対して常に価値のあるサービスの提供を心がけるとともに、 お客様の声を大切に、耳を傾けて参ります。
すべてはお客様のために。「たむらや伝統の味」を安心して楽しんでいただくために。
たむらやの由来

明治23年、たむらやの創始者 高橋助次郎は神奈川県横浜にて代々の網元として漁業を営むかたわら食料品や薪、炭などを販売する個人商店として創業しました。
明治43年、助次郎は群馬県で開催された「一府十四県連合共進会」出席のため前橋市を訪れた際、その風土、気候、気風に強い感銘を受け、二年後の明治45年、時化(しけ)で全ての持ち船を失ったのを機に新しい事業を始める地として前橋を選び、佃煮、惣菜の販売を始めました。
会社概要

- 社名
- 株式会社たむらや
- 創業
- 明治23年
- 資本金
- 1,000万円
- 代表者名
- 高橋基雄
- 従業員
- 110名
- 事業内容
- 漬物製造・販売
- 所在地
- 群馬県前橋市千代田町4-9-5
電話番号(代表)027-231-4077
若宮店(群馬県前橋市若宮町2-3-17)
前橋南部店(群馬県前橋市公田町665)
高崎飯塚店(群馬県高崎市飯塚町458-1)